エンジニアでも読んでおけば横文字を使ってそれっぽく語れるようになるビジネス本5選


読書

マーケティングについて語れると仕事ができる風に見えます。そんなできる風に見える横文字が多用できるようになるビジネス本を紹介したいと思います。

いろいろおすすめしたい本はあったのですが、内容をきちんとまとめていたら大変になってきてしまったので5つに絞りました。

マーケティング界隈で使われている横文字をいっぱい使ってみたい人は是非よんでみてください。あんまり新しい本ではないのですが、どれも面白いです。

  • 「超」入門 失敗の本質
  • リーンスタートアップ
  • マイケルポーターの競争戦略(エッセンシャル版)
  • ザ・ゴール2
  • イノベーションのジレンマ

※ここでまとめている内容は超表面的な内容だけです。本格的にちゃんと理解したい人は本を読んでください。

 

「超」入門 失敗の本質

「失敗の本質」のダイジェスト版。ただ、Amazonのレビューを見る限りどうもそうでもないっぽい。どうも「これを読んで失敗の本質を読んだ気になるな!」という感じのレビューが多いです。とはいえ本の内容としてはよかったです。

日本が第二次世界対戦で敗戦した理由を分析して解説をし、そしてこれを現代ビジネスに当てはめて考えることで、会社経営や事業の進め方の参考にしています。

この後で紹介する「イノベーションのジレンマ」でも「マイケルポーターの競争戦略(エッセンシャル版)」でも同じようなことをいっていますが、目の前のことだけに集中するのではなく俯瞰的にとらえて、最終的な目標に対して行動がとれるようにすることの重要性が書かれています。

結構人は目の前のことだけに集中してしまう傾向があると思います。

一つのアイデアを洗練させることは日本人は得意だが、大きく劇的な変化を生み出すのは苦手。

として日本人がシングルループ学習に陥ってしまいがちと言っています。

シングルループ学習とは

シングルループ学習とは「目標や問題の基本構造が変化しない」と考える学習法

これに対してダブルループ学習という言葉があり、これは

ダブルループ学習は「想定した目標や問題自体が間違っているのではないか」という疑問・検討を含めた学習法

としてます。

ただひたすら努力をするのではなく、まずはその努力の方向性が正しいかどうかを考えるきっかけになる本です。

使用例

「今やっていることは本当に必要なことでしょうか?目指すべき目標自体が間違っている可能性があり、シングルループにおちいっているかもしれません。ダブルループで一度目標を見直しませんか?」

 

リーンスタートアップ

リーンスタートアップとは仮説を立てて、サービスとして必要最低限の機能をもったプロダクト(MVP)を作成して、検証して、軌道修正をしながら開発をする手法。

ユーザーが何を考えているかはユーザーしかわからないため、まずは必要最小限のプロダクトを最速でつくって検証をすることの重要性が書かれています。

画期的なアイデアは必要ではなく、とにかく検証(ユーザーの声)が大事。

すごいアイデアにビジネスモデル、ホワイトボードによる戦略策定、戦果の分配は、起業というものの5%程度にすぎない。残りの95%は、製品に優先順位をつける、ターゲットする顧客や耳を形見ける顧客を選ぶ、グランドビジョンを検証とフィードバックに繰り返しさらす勇気を持つなど、革新会計で計測を行う地道な作業で占められる。

アイデア、ビジネスモデルを決めるのに時間をかけずある程度決まったらMVPをつくって検証することの重要性を示しています。

ユーザーの声を聞くにしてもプロダクトがない状態でアンケートをとっても期待した回答は得られないため、MVPが必要になります。

実は

こんな話も出てたりするのですが、これはスケールさせるタイミングの話なのかなーって思ってます。

使用例

「まあ、ここで議論をしていてもしょうがないので、まずはMVPをつくってユーザーの声を聞きながらやるリーンスタートアップ形式でやっていこうや」

 

マイケルポーターの競争戦略(エッセンシャル版)

企業間の競争と、その競争を勝ち抜くための戦略について書かれた本。マイケルポーターは有名な経営学者で、そのポーターが書いた本のエッセンシャル版としてまとめられた本になります。

ポーターは企業間における競争を

競争の本質は、競合他社を打ち負かすことでなく、価値を創造することにある。

といっています。それはつまり「一位になることではなく、ユニークな存在になれ」ということです。

一位を目指す競争は「最高を目指す競争」と表現していますが、そもそも最高の状態というのは、その時々によって変わってきてしまいます。車で例えるととにかく速い車がいいのか、燃費がいい車がいいのか、乗り心地なのか、デザインなのか。

何をもって最高とするかは、何を目標とするかによって異なる。そんなわけで、最高を目指す競争の第一の問題点は組織が最高を目指すことで自らに不可能な目標を課してしまうことだ。

「最高を目指す競争」ではなくそのため「独自性を目指す競争」をすることが重要であり、この「独自性」を目指すことこそが戦略だと本に書かれています。

戦略とは

独自の価値の組みわせを提供するために、他社とは異なる一連の活動を意図的に選択することをいう。

使用例

「この考え方って他社と同じような考えじゃないです?最高を目指す競争ではゼロサム競争になって利益を削ってしまうだけですよ」

 

ザ・ゴール2

TOC(制約条件の理論)について学べる本です。

TOCとは

あるシステムの目的(ゴール)を継続的に最大化することを狙う、全体的な管理哲学である。もしもそのシステムが営利事業であるならば、そのゴールとは、将来におけるのと同じくらいより多くの金を現時点で儲けるひとつの方法ということになる。(wikipediaより)

とのこと。

問題解決のための手法を学べる本となっていて、仕事の様々な場面でこの考え方は役に立つことかと思います。とても分厚い本ではありますが、物語として書かれているため比較的読みやすいです。

特に現状問題構造ツリーを使った問題解決手法は面白いと思いました。

今問題だらけだ、と思っている場合にとても役に立つ方法だと思います。

こうした問題は一つひとつ独立した問題ではなく、むしろ原因と結果という強い因果関係で結びついていると考えています。

これはつまり

一つか二つのコアの問題が他のすべての問題の原因なんです。問題のほとんどは症状であって、問題ではない。そうした症状のことを、私はUDE(Undesirable Effects:好ましくない結果)と呼んでいます。コアの問題を原因として派生する結果なんです。

どんな問題も、根本的な問題は1つか2つ、それを解決するためにはどうすればよいのか、ということを考えるべきといっています。

使用例

「そうしたことは結果として発生している症状にすぎないです。根本的な問題はもっと別にあると思いますので、現状問題構造ツリー使って考えてみましょう。まずは思いつくところのUDEをだしていきましょう。」

 

イノベーションのジレンマ

なぜ優良企業が失敗するのか、なぜ後から誕生した小さな企業に抜かれてしまうのかというのをまとめた本。

既存企業は顧客から求められたことをし続けた結果、市場が本当に求めているものから外れた製品をつくるようになってしまい、新しく出てきた企業に顧客を奪われてしまい、市場からの撤退を余儀なくしてしまう事例が多数あります。

これをイノベーションのジレンマとして様々な企業を事例として紹介しています。

イノベーションのジレンマが発生してしまう要因としては、企業が技術革新を怠ったわけでもなく、新しいことをしようとしなかったわけでもない。

それは事業を拡大する上で正しい(と一般的に思われる)選択をした結果になります。

技術革新によって誕生する市場は不確定要素も大きいため先手を打って実行することは難しいです。それよりもすでに成功をしている市場でさらに高性能な製品を生み出し、売り上げを伸ばしていく方向を模索する方がリスクも少なく、確実です。

さらにその確実な方へリソース(人・モノ・カネ)を集中しようとすることはなんら不思議ではありません。

で、そうこうしているうちに今までの市場の概念を壊すような破壊的技術がベンチャー企業から生まれ、新しい市場を作り出していってしまい、いざ取り掛かろうと思った時にはもう遅かった。。。となってしまったようです。

そこで既に一定の成果を出している企業が破壊的技術を生み出し、新しい市場を作り出すには他の会社から事業を買収、子会社を経営するなどしてリソースの配分を既存企業とは別モノとして扱う状況にする必要があります。

使用例

「◯◯という技術が今後注目されるけれど、既存のユーザーはそこまで求めてないため、今までの延長の製品を作り続けるだけで技術の発展を追い求められないのは、イノベーションのジレンマですね。」

まとめ

みんなもいっぱい横文字覚えて会議でつかっていきましょう。うざい人にはならないようにね!